リハビリテーション科
リハビリテーション科は現在、理学療法士12名(非常勤1名)、
作業療法士8名、言語聴覚士2名が在籍しております。
それぞれ、個性的ではありますが、馴染みやすいスタッフです。
それぞれが専門的に研鑽を重ねており、
患者さまへ質の高い訓練の提供に努めています。
当院のリハビリテーションは、
①運動器リハビリテーション料(I)
②呼吸器リハビリテーション料(I)
③脳血管疾患等リハビリテーション料(I)
④心大血管疾患リハビリテーション料(I)
を取得しております。
平成25年7月より、365日体制で入院患者さんのフォローにあたっています。
身体に障害をお持ちになる方を対象として、寝返りをはじめとする起居動作や歩行などの移動手段獲得を目的として行われる治療法です。私達の治療手段には、温熱治療法や電気刺激などの「物理療法」と、身体に障害をお持ちになる方の為に運動そのものを治療に利用した「運動治療」があります。これらにより身体に障害を持つ方々の自律援助をさせて頂いています。
当院には心臓リハビリテーション指導士が2名在籍しております。経皮的インターベンション後に運動処方したり薬剤師による薬物指導、管理栄養士による栄養指導を行って充実を図っております。
一般に「作業」と聞くと手芸などの手作業をイメージする方が多いかと存じます。しかし、食事やトイレ、家事・仕事に趣味と、私達の生活を構成している全ての生活行為を作業療法では「作業」と呼んでいます。その生活行為が上手く出来るように治療・指導・援助を行うのが作業療法士なのです。例えば、上手く箸が使えない、靴下が履けない、立ち・しゃがみが困難である、洗濯物が干せないなどの生活の不自由さに対して機能訓練や動作の指導に加え、福祉用具の紹介を行って自立した生活をサポートを行っています。また認知症の方のために余暇活動や楽しみを提供し、脳機能や精神面も豊かになるようにお手伝いしています。
言葉によるコミュニケーションには言語、発声・発音、認知などの各機能が関係していますが、病気や交通事故、発達上の問題でその様な機能が損なわれてしまう事があります。言語聴覚士は言葉によるコミュニケーションに問題のある方に専門的サービスを提供し、自分らしい生活を構築出来るように支援させていただく専門職です。また、食べ物を口から食べる事に障害をお持ちの方に、その機能回復や指導も行います。